· 

No.192 体重管理は"長期"?"短期"?

みなさんは、身体の管理を"長期"で考えていますか?それとも、"短期"で考えていますか?

 

金融の世界では、長期と短期はよく議論になります。株式投資などはその典型ですね。優良株を長期保有して、長い目でみた利益や、株主優待などのメリットを享受するやり方と、デイトレードのように目先の差益を追い、利益を出したらすぐに売り抜けるなどの手法です。金融に関しては知識も乏しいため、どちらが良いかなどについては言及しませんが、身体管理では圧倒的に"長期"と言い切れます。

 

偉そうに言いましたが、"長期"が有利ということは、言うまでもなく皆さんもご存じの事と思います。体重管理について例をとりますと、病気のリスクがないレベルの体重を"長期"にわたって維持していくことが大切であることは誰もが認識していると思います。しかし往々にしてこの理屈がひっくり返ってしまいます。それが「2か月で10キロ痩せる」などの体重管理です。しかも「過度な糖質制限」や「○○しか食べないダイエット」などの手法を用いて達成しようとします。しかし冷静になっていただきたいと思います。確かにそれらの方法でも一時的には痩せることが可能ですが、すぐに元に戻ります。人間には"恒常性"といって、今の状態を保ち続けようとする機能があります。そのため急激に痩せた身体は元の体重に戻ろうと強烈に身体の機能を調整してきます。また五大栄養素をバランスよく摂取する理念からすると、体調を崩しかねません。したがって"長期"で体重を管理する手法を実践していく必要があるわけです。

 

この長期管理の方法を、スモールジムでは会員の皆様に定期的に案内しています。すべて実践できるとは思いませんが、少しづつでもご自分の習慣に取り入れていっていただきたいと考えています。

 

ではまた。