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習慣を変えたいときは“ドーパミン”を味方にしよう

みなさん、こんにちは!スモールジムBEKINDの山崎です。

 

「ダイエットしよう」と決意して、お菓子やお酒をやめてみたものの、3日後にはつい手が伸びてしまう──そんな経験、ありませんか?

 

実はこれはとても普通のことです。 

人間は今まで身についた習慣をそう簡単に変えられません。理屈では「やめた方がいい」と分かっていても、脳には現状を保とうとする力がはたらきます。

 一方で、人生を楽しむ上でお菓子もお酒も大切なもの。完全にゼロにする必要はありません。ただ、健康のために体重をコントロールしたい時期には、少しだけ我慢が必要なタイミングもあります。

 

 ドーパミンを利用してみよう

 ここで役立つのが「ドーパミン」という脳内物質です。

 ドーパミンは、うれしいことがあった時や褒められた時に分泌される快楽やる気を生む物質。これを上手に使うことで、新しい習慣づくりを後押しできます。

 

 実践ステップ

  1. 「 記録する」  例:体重、血圧、そして「お菓子を食べたか/食べなかったか」を毎日つける
  2. 「できた日を褒める」  お菓子を食べなかった日には「よくやった!」「今日は頑張れた」と自分に声をかける
  3. 「続ける」  食べてしまった日も記録だけは必ず続ける。大事なのは記録を習慣にすること

 「できた」を日記につけ、自分で自分を褒める──これを繰り返すことで、脳は「この快感をまた味わいたい」と感じ、行動が続けやすくなります。いわば、ドーパミンをごほうびとして設定するのです。

 

 良い習慣を強化する

 ドーパミンが悪い習慣と結びつくと依存などの問題を生みますが、健康的な行動と結びつければ、習慣を良い方向に変える力になります。

 布団に入る前、「今日はお菓子を控えられたな」と思えた日は、心の中でしっかり自分を褒めてあげましょう。その積み重ねが、少しずつできる自分を作っていきます。

 💡ポイント

  • ドーパミン=快感ややる気を生む神経伝達物質。ホルモンではないけれど、役割としてはほぼ「やる気スイッチ」です。
  • 記録と自己承認をセットにして良い行動を強化していくことが鍵。