皆さん、こんにちは。
今日は、最近ご入会された70代の男性会員様(仮にA様とします)とのエピソードをご紹介します。
A様は、ここしばらく運動から遠ざかっていらっしゃいました。そのせいもあって、当初は全身の関節がガチガチに硬くなっている状態でした。特に深刻だったのが「腕」です。 「バンザイをしてみてください」とお願いしても、腕は肩の少し上あたりまでしか上がらず、耳の横まで腕を持っていくことなど到底できない……という状態でした。
「もう歳だから、肩が固まるのは仕方ない」 そう諦めかけている方も多いかもしれません。
しかし、A様の腕を上げるために、今回私たちが徹底的にアプローチしたのは、肩そのものではなく「広背筋(こうはいきん)」という背中の大きな筋肉でした。
なぜなら、A様の場合、長年の運動不足によって背中から脇にかけての筋肉が縮こまり、それが強力な「ブレーキ」となって腕を下に引っ張っていたからです。ブレーキがかかったままアクセルを踏んでも車が進まないのと同じで、このブレーキを外さない限り、いくら肩を頑張って動かそうとしても腕は上がりません。
そこで、まずはこの「広背筋」を丁寧にリリース(ほぐす)することから始めました。
結果はどうだったと思いますか? ご本人の懸命な努力もあり、少しずつですが、確実に可動域が広がり始めました!まだ「真上」とまではいきませんが、入会当初に比べると、明らかに腕の位置が高くなっています。
A様は今も、生活の質(QOL)を上げるためにストレッチを継続されています。 「腕を上げたいなら、まずは背中のブレーキを外す」。 一見遠回りに見えますが、これが体を変える近道です。A様のこれからの変化が楽しみです。