皆さん、こんにちは。スモールジム BE KINDの山崎です。
火曜日のブログでは、レッグプレス100kgをこなす会員様が筑波山の下りで膝痛を感じたお話を紹介しました。 今日は、なぜ「強い筋肉」を持っていても関節に痛みが出てしまうのか、そのメカニズムを解説します。
キーワードは、筋肉の**「ブレーキの働き(エキセントリック収縮)」**です。
ジムで行うレッグプレスやスクワットは、主に重りを「押し出す」動作、つまりエンジンとしての役割を鍛えます。 一方で、山を下る動作は、着地のたびに体重の数倍かかる衝撃を、筋肉を伸ばしながらグッとこらえる「ブレーキ」の連続です。
筑波山の下山では、このブレーキ動作を何千回、何万回と繰り返します。 この時、いくら100kgを持ち上げるパワーがあっても、長時間ブレーキをかけ続けるための「持久力(遅筋の働き)」が不足していると、筋肉が疲労して正しく働かなくなります。
すると、筋肉で吸収しきれなくなった衝撃が、ダイレクトに膝の関節や軟骨に伝わり、膝痛を引き起こすのです。
「筋トレしていても無駄なの?」 そんなことはありません。むしろ逆です。 筋力不足のまま山に登れば、ブレーキが全く効かない車で坂道を下るようなもの。非常に危険です。 今回、会員様が筋肉痛と一時的な痛みだけで済んだのは、ジムで鍛えた筋肉が「最後の防波堤」として関節を死守してくれたからなのです。
大切なのは、以下の3ステップです。
-
土台作り: ジムで基礎筋力をつけ、関節を守る盾を作る。
-
耐性作り: 正しいフォームを習慣化し、長時間の負荷に耐える。
-
減量: 体重を適正に保ち、下り坂での膝への絶対的な負荷を減らす。
私たちスモールジムが、牛久・つくばで提供しているのは、単なる筋肉作りではありません。趣味や日常を最後まで「痛めずに」楽しむための、身体のメンテナンスです。
これから山登りや旅行を楽しみたい皆様。 「攻めの筋肉」だけでなく、「守りの筋肉(ブレーキ力)」も一緒に磨いていきましょう!