皆さん、こんにちは。スモールジム BE KIND代表の山崎です。
毎日コツコツと運動を続けている方でも、朝起きた時に「あぁ、今日はなんだか外に出るのが億劫だな……」と感じる日は必ずありますよね。特に、これから暑くなってくる季節や、どんよりとした曇り空の日などは、なおさらです。
今日は、そんな「心のブレーキ」を驚くほど軽やかに外している、70代の男性メンバー様のエピソードをご紹介します。
この方は、ポール(杖)を持って歩く「ポールウォーキング」を日課にされています。毎日欠かさず歩かれている素晴らしい習慣の持ち主ですが、やはり人間ですから「今日はサボっちゃおうかな」と弱気になることもあるそうです。
そんな時、彼はどうやって自分を動かしているのでしょうか?
「僕はね、そんな時はまず靴を履いて、すぐ裏のスーパーまで行こう、とだけ思うようにしているんだよ」
そのスーパーは、ご自宅のすぐ裏。歩いてほんの数十秒の距離です。
「今日はウォーキングをしっかりやろう!」と意気込むのではなく、まずは「とりあえずスーパーの角まで行ってみる」という、非常に簡単な目標だけを自分に課すのだそうです。
そして、ここからが面白いところです。
「スーパーまで行くとね、結局そのまま、いつものコースを全部歩いちゃうんだよ(笑)」
これは、心理学でいう「作業興奮」をうまく利用した方法です。人間の脳は、一度動き始めると、その動きを継続しようとする性質があります。
一番エネルギーが必要なのは、実は「歩くこと」そのものではなく、「椅子から立ち上がり、靴を履いて、外の空気に触れるまで」の、いわゆる「スタート」の瞬間なのです。
彼の場合、「スーパーまで」という極限まで低い目標を置くことで、スタート時の心理的な障害を見事にクリアしています。
これは、当ジムが大切にしている「運動の習慣化」において、とても重要なヒントになります。
筋力不足を解消したい、将来の膝痛や腰痛を予防したい。そのために「しっかり運動しなきゃ」と高く掲げた目標が、逆に自分を縛り、動けなくさせては本末転倒です。
牛久・つくばの皆様。
「今日はジムに行くのが面倒だな」「家でスクワットする気になれないな」
そんな時は、無理に「やるぞ!」と気合を入れなくて大丈夫です。
まずは「とりあえずウェアに着替えるだけ」「とりあえずジムの駐車場まで行くだけ」という、失敗しようのない「目の前の簡単な目標」を置いてみてください。
その小さな一歩が、結果としてあなたの1日の活動量を増やし、10年後の元気な足腰を作ることになるのです。