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ジムの1時間 vs 日常の23時間。ダイエットの勝敗を握る「NEAT(ニート)」の科学

皆さん、こんにちは。スモールジム BE KIND代表の山崎です。

 

火曜日のブログでは、体重管理を成功させるためには、週1回の特別な運動よりも「日常生活の中でどれだけ小まめに動いているか」が圧倒的に重要であるというお話をしました。

今日は、なぜ「日常の動き」がこれほどまでに減量や健康維持に直結するのか、その科学的な理由を解説します。

 

専門的なキーワードとして知っていただきたいのが、「NEAT(ニート:非運動性熱産生)」という概念です。

 

私たちの1日の総消費カロリーは、大きく分けて以下の3つで構成されています。

 

基礎代謝(約60〜70%): じっとしていても生きているだけで消費されるエネルギー

 

食事に伴う熱産生(約10%): ご飯を食べて消化する時に消費されるエネルギー

 

身体活動量(約20〜30%): 体を動かすことで消費されるエネルギー

 

このうち、3つ目の「身体活動量」がさらに2つに分かれます。それが「スポーツやジムでの運動」と、先ほど挙げた「日常の家事や通勤、階段の上り下りなどの動き(NEAT)」です。

 

驚くべきことに、1日の消費カロリーの中で、ジムでの運動が占める割合はほんの数パーセントに過ぎません。それに対して、「日常の小まめな動き(NEAT)」が占める割合は、身体活動量全体の大部分を占めているのです。

 

つまり、週1回ジムで1時間どれだけ激しく動いても、残りの23時間や他の6日間を座りっぱなしで過ごしてNEATがゼロに近ければ、トータルの消費カロリーは増えません。これが、食事制限をしているのに「なぜか痩せない…」と悩む大きな原因の一つです。

 

また、座りっぱなしの生活は、血流を著しく悪化させます。第二の心臓である下半身の筋肉が動かないため、全身の代謝が落ちるだけでなく、筋肉がガチガチに固まって腰痛や肩こり、さらには関節への負担が増して膝痛を引き起こす引き金にもなります。

 

だからこそ、日常の中で「動くこと」を計画的に習慣化することが不可欠です。

休憩時間のスクワット50回や、朝の5,000歩ウォーキングは、日常のNEATを劇的に跳ね上げ、体を「勝手に燃える省エネじゃないモード」へと切り替えてくれます。

 

スモールジム BE KINDの週1回のレッスンは、単にその1時間でカロリーを消費するためのものではありません。正しい姿勢や動かし方を身につけ、筋力不足を解消することで、「残りの167時間を、正しく、かつ元気に動き回れる体」にするためのコックピット(操縦席)なのです。

 

ジムで鍛えた動ける体を使って、日常でたくさん歩き、小まめに動く。これこそが、健康的に体重をコントロールするための王道であり、唯一の近道です。

 

つくば・牛久にお住まいの皆様。

「座りっぱなし」から「小まめな動き」へ。ライフスタイルを少しだけアクティブに変えて、一生太らない、そして痛みのない軽やかな体を手に入れましょう!